【堺整形外科医院】兄弟トラブルで浮上した「知人女性」の正体とは?
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「堺整形外科医院の医師逮捕」(誹謗中傷FAX送信事件)の既報記事に対する、読者からの投稿メールが複数届いている。指摘される兄弟間トラブルの真相は明らかになっていないが、調査を進めるなかで、ある政治家の名前が浮上してきた。
堺整形外科医院と堺整骨院西、両法人のこれまでの概要を整理する。
創業以来、事業規模は拡大し、双方とも法人化を果たす。お互いが両法人の理事、役員に就任していることからも、兄弟が堺医療グループを牽引していたことがわかる。
そして、診療報酬請求(前掲)の裁判が始まったのが、2010年のことだ。以降6年間、争いは続く。
一審の判決が出たのが、開始から6年後の16年6月30日。結果からみれば、医療法人が請求した額の10パーセントにも満たない金額だった。医療法人側は控訴し、ステージは高裁に移った。
16年9月末に堺研二理事長が退任し、理事長交代となった。研二氏は開業以来、同医院を牽引してきた人物である。1962年生まれでまだ50代半ば。研二氏が退く理由は見当たらない。指摘される兄弟間トラブルが、病院経営の覇権争いなのか。請求が認められず、責任を取るかたちで、研二氏が自ら理事長職を辞任したのか、はたまた理事会で退任に追い込まれたのか。いずれにせよ、妻の堺智子氏が新理事長となった。
同法人は一審の請求通りの診療報酬を求めて、控訴。再審されたが、棄却されたのは17年3月である。
同じタイミングで、研二氏の逮捕に至ったFAX送信事件が発生した。研二氏には、市内のコンビニから知人女性の名誉を毀損する文書を送信したという疑いがかけられている。標的になったのは、研二氏と対立する側、つまり正孝氏側の知人女性。これまでに弊社に寄せられた情報では、兄弟不仲の原因は、その知人女性だったことも示唆されている。事件発生から約2カ月というスピード逮捕には、本腰を入れた捜査が行われた様子がうかがえるが、金塊強盗など凶悪犯罪が頻発するなか、誹謗中傷で警察をそこまで本気にさせたものとは何なのか――。
堺整骨院グループの関係者には、複数の女性が含まれているが、その中には、堺整骨院・正孝代表から手厚い支援(個人献金)を受けている現在の女性政治家の姿があった……。
【東城 洋平】
▼関連リンク
・6年続いた「診療報酬請求裁判」と事件の関係は?~堺整形外科医院
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