【堺整形外科医院】問題となったFAXは事件発覚前に寄せられていた

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　５月17日、名誉棄損容疑で（医）堺整形外科医院（福岡市南区）の元理事長で、医師の堺研二氏が逮捕されたのは既報の通りだ。堺氏は３月12日に福岡市内のコンビニから、知人女性の名誉を棄損する内容の文書をFAXで知人女性の仕事関係先などに送ったとされている。

　データ・マックス取材班は、堺氏が知人女性に送信したとされる問題のFAXを特定した。これまでデータ・マックスに寄せられていた資料を精査。その過程で、今回問題となった文書が含まれていることが判明した。取材班に寄せられたのは、4月中旬だった。

　該当文書を見ると、女性に送信された日付は、たしかに事件が起きた３月12日となっており、そこには、知人女性の氏名と、その女性が経営する会社の違法行為を告げる内容が記載されている。

　ただし、具体的な違法行為の根拠となる説明は見当たらず、一方的な攻撃とも取られかねない内容で、最後に「被害者一同」として締めくくられている。

　この問題の関連で、女性政治家A氏の名前も浮上している。被害を受けた女性は、40代の会社経営者で、A氏が働いていた堺整骨院に長年勤務していたことがわかっている。一連の問題の背景には、複雑な人間関係が絡んでいるようだ。

【東城　洋平】

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