ボートの電力も太陽光の時代へ～堀内電気

　堀内電気は船舶用太陽光発電システムの販売を開始した。テレビ、エアコン、冷蔵庫などの船内設備で活用する。ソーラーパネルを船体に設置し、船内の蓄電池を活用する仕組みだ。エンジン停止中も発電できるため、冷蔵庫の食品・飲料魚の餌などを常時保管でき、燃料代削減の効果が期待できる。加えて燃料式の発電機にはつきもののディーゼル音がしないのも特徴。自社所有のプレジャーボートで発電試験を実施し、良好な結果を得たことが実用化につながった。

　太陽光業界関係者は「過去に船舶用を検討した企業はほかにも存在したが、実現したという話は聞かない」と指摘。同社はこのシステムに関し特許を出願している。販売価格は船体や用途によるが約300万円。堀内重夫社長は「環境への意識の高まりから予想以上の反響をいただい驚いている。期待に応えたい」と時代の変化を感じ取っている。初年度は10件の受注を目指す。

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（株）堀内電気
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