アビスパ福岡は24日、アウェーの岐阜メモリアルセンター長良川競技場でFC岐阜とのJ2第34節の一戦に臨んだ。
ボールを支配し、パスワークでつないで攻撃を仕掛ける岐阜に対し、福岡はスキのないディフェンスで応じる。ボール支配率は岐阜66%、福岡34%と一方的に見えるが、お互いの特徴を生かしたゲームだった。
前半26分にはセットプレーからDF岩下敬輔がヘディングでゴールを奪い、後半27分には交替出場したばかりのFW松田力がロングボールの競り合いでこぼれたボールを冷静に叩き込んで2点のリードを奪う。後半42分には、岐阜MFシシーニョの技ありの浮き球にボレーで合わせたMF庄司悦大が1点を返すが、岐阜の反撃はここまで。アビスパは7試合ぶりの勝利を収めた。
ずるずると負のサイクルに飲み込まれそうになっていたアビスパだが、FWウェリントン欠場という悪条件に屈することなく、久しぶりの勝ち点3を手にした。自動昇格圏内の2位・長崎も勝利を収めたため、アビスパの順位は変動なく3位で勝ち点差は1。残り8節、勝ち点を落とす余裕はまったくなくなった。毎試合、求められるのは内容ではなく結果。アビスパの強みであるウェリントンの個の力とセットプレーでの攻撃力、そして堅固なディフェンスを最大限に生かして結果にこだわるサッカーを展開し、昇格の喜びをサポーター、福岡県民一同で分かち合いたい。
【深水 央】
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