熊本駅ビル概要判明 200室ホテルにシネコンも
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現在、JR熊本駅周辺地域では、豊肥本線および鹿児島本線下り線の高架化が、2018年春の完了を目指して進められている。そうしたなかJR九州(株)(本社:福岡市博多区、青柳俊彦代表)は11月8日、同社が進めてきた駅周辺のまちづくりの核となる「熊本駅ビル」の概要を発表した。19年春の工事着工を予定しており、開業予定は21年春。
熊本駅ビルは、地上12階、地下1階建てで、延床面積は10万7,000m2。シネマコンプレックスを含む商業施設のほか、200室のプレミアム宿泊主体型ホテルや、多目的バンケットホールとしても利用できる結婚式場、駅ビル直結の立体駐車場などを備える複合施設として開発される。
ファッションや雑貨、シネコン、飲食・食品などを充実させることで、さまざまな世代の利用を見込むほか、駅ビルの大屋根上部広場や駅前広場を中心にさまざまなイベントの開催や情報発信を行うことで、熊本の陸の玄関口としてのにぎわいを創出。また、熊本の新たなシンボルとなる「水と緑の立体庭園」を1~7階部分に設け、水と緑のうるおいのなかに店舗を配置することで、憩いとにぎわいを感じる空間を生み出していく計画となっている。また今回の熊本駅ビルの開発計画に合わせて、熊本駅周辺の開発敷地約7万m2を活用し、熊本駅周辺のまちづくりも推進。高架下商業施設のリニューアルオープンのほか、快適なアクセスを実現させる2カ所の立体駐車場、駅ビルの南側での住居系等の開発が予定されている。
【坂田 憲治】
■熊本駅ビル計画概要
<階数>
地下1階~地上12階建て<敷地面積>
1万9,000m2<延床面積>
10万7,000m2<商業店舗面積>
3万7,000m2<用途>
地上1階~7階:商業施設(シネマコンプレックス含む)
地上8階:結婚式場(多目的バンケット)
地上9階~12階:ホテル(200室、プレミアム宿泊主体型ホテル)<駐車場台数>
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