J2リーグ戦終了、アビスパは4位で昇格プレーオフへ
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サッカーJリーグJ2は19日、各地で第42節(最終節)の試合を行った。最終節の結果はクラブの昇格・降格に直結するため、すべての会場で午後4時キックオフによる同時開催となった。
すでに1位湘南、2位長崎の順位は確定しており、両チームは来季J1昇格が決定。昇格プレーオフ参加チームは福岡と名古屋(3・4位)が決定し、残り2枠。これを徳島ヴォルティス、東京ヴェルディ、松本山雅、ジェフユナイテッド千葉の4チームで争うことになった。
該当チーム同士の直接対決となった東京Vと徳島は東京Vが2-1で勝利。松本が京都に敗れる一方、千葉が横浜FCを下したことで、最終順位は5位東京V・6位千葉となり、昇格プレーオフは名古屋・福岡・東京V・千葉というメンバーで戦われることになった。すべてのチームがJ1経験を持ち、さらに名古屋・東京V・千葉は「オリジナル10」と呼ばれるJリーグ創設から参戦している名門である。
なおアビスパ福岡は3位で最終節(vsファジアーノ岡山)を迎えた。FWウェリントンのゴールで先制したものの、直後に失点。選手交代では攻撃的な選手を送り込み、ボールを支配して合計16本ものシュートを浴びせたものの勝ち越し点は奪えず。今シーズンを象徴するような歯切れの悪い最終節となった。
昇格プレーオフは、11月26日に第1戦の福岡vs東京V(熊本・えがおS)、名古屋vs千葉(名古屋・パロマ瑞穂S)が行われ、勝者(引き分けの場合はリーグ戦の順位が上のチームが勝ち抜け)による決勝は12月3日(開催地未定)。あと2勝すれば、来期J1で戦う権利を得ることになる。
一時はJ2首位に立ったアビスパ福岡だが、終盤の失速で自動昇格可能な2位も確保できず、4位でシーズンを終えた。「1年でJ1復帰」を掲げて挑んだ今シーズンとしては十分な結果とはいえないが、プレーオフを勝ち抜いてJ1への切符を手にすることが、この無念さを晴らす最大の戦果となる。あと2試合、選手・スタッフの奮起とサポーター・市民の後押しが必要だ。
【深水 央】
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