レベルファイブスタジアム改修完了 アビスパ開幕へ準備万端
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昨年11月中旬から行われていたレベルファイブスタジアムの改修が21日終了し、22日にマスコミを招いての改修内覧会が行われた。
今回の改修の内容は、大きく分けて「観客席の個席化」「ホーム側ゴール裏の電光掲示板を大型ビジョンに改装」「照明のLED化」「音響設備の改良」の4点。改修前は全席ベンチシートだった観客席はシートをすべて変更し、個席化が完了。メインスタンド側にはクッションと肘置き、カップホルダーを備えたシート(224席)や足元にカップホルダーを備えたシート(546席)が整備され、観客が快適に試合を観戦できる状況が整った。バックスタンドは非常用設備に近いごく一部の席以外は背もたれ付きのシートとなった。両サイドのスタンド(ゴール裏)には背もたれはないが、こちらも個席化。
収容人数は改修前の22,563名から21,562名へと減少したが、「(改修前は)8人掛けのベンチシートに8人きっちり座っていただいていたケースはほとんどない(市スポーツ事業課担当者)」として、実際の観客動員に大きな影響はないと見込んでいる。
映像を流せるビジョンは、従来アウェイゴール裏だけだったが、今回の改修でホームゴール裏にあった電光掲示板を大型ビジョンに交換。画面サイズは14.4m×5.76mとなっている。
メインスタンド、バックスタンド上部に設置され、ピッチを照らす照明は水銀灯からLEDに変更。Jリーグ基準では1,500ルクスの照度が必要だが、「ラグビーW杯組織委員会の要望を受け、2,000ルクスにした(同担当者)」とのこと。
音響設備は両サイドのスタンド、メインスタンドとバックスタンドにそれぞれスピーカーを設置する予定だが、こちらの工事は18年の11月、アビスパのシーズン終了後に行う予定となっている。ちなみに「昨年は改修工事とアビスパのJ1昇格プレーオフの日程が重なってしまったが、今年はその心配はないか」という質問に対しては、「今年はプレーオフの日程まで考慮に入れて工事のスケジュールを決める予定。もちろん、スポーツ事業課としてはアビスパには優勝と自動昇格を達成してほしい(同担当者)」とのことだ。11月の改修工事では、フィールドの芝の全面張替えも予定している。
改修工事に要した費用について、市側は約14億円を見込んでいる。17年度予算に9億7,600万円、18年度予算に3億5,000万円がそれぞれ計上されている。
2月25日のJ2開幕戦(FC岐阜戦)が、新生レベルファイブスタジアムのこけら落としとなる。アビスパ福岡には、このまっさらなスタジアムで、クリーンシートの快勝をしてシーズン開幕を飾ってほしい。
【深水 央】
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