日経平均株価三連騰ならず~前日比▲77.90円の21,567.52円
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アメリカのトランプ大統領が先月23日、鉄鋼製品に25%、アルミニウムに10%の関税を課す異例の輸入制限措置を発動したことに対して、中国はアメリカから輸入される豚肉などに高い関税を課す対抗措置を2日付けで発動。
それを受けてトランプ大統領は3日、中国による知的財産の侵害を理由に、航空機や産業用ロボットなどおよそ1,300品目に通商法301条に基づいた25%を課税する制裁措置の原案を公表。
それに対抗して中国側も報復措置を準備していると明らかにしており、米中間の貿易摩擦がさらに激しくなることが予想されるが、5日のダウ平均株価が【表3】の通り、前日比+240.92ドルの2万4,505ドル22セントと3連騰している。
一方、東京株式市場の日経平均株価の前場は前日比プラスの局面はあったものの、後場に入りマイナスに転じ、終値は前日比▲77円90銭の2万1,567円52銭だった。ドル円は107円40銭台で推移している。
◆その流れを受けて九州地銀の株価もまちまちの動きを見せた。【表2】を見ていただきたい。
この表から見えるもの
◆九州地銀8行(含むFH・FH)で値を上げたのは西日本FHだけで、前日比+9円の1,243円。
残り7行はマイナスだった。・下げが大きかったのは大分銀行で前日比40円の3,935円(騰落率▲1.0%)。次が九州FGで
▲5円の522円(騰落率0.9%)となっているが、相対的には弱い値下がりだった。◆昨年4月末の株価を上回っているのは西日本FHで+181円。以下山口FGは+51円。ふくおかFGは+50円。昨日から前年比プラスの仲間入りしたのは宮崎銀行。今日は▲15の3,450円だったが、前年末比+30円となっている。宮崎銀行に続いて前年比プラスに転じる銀行は、この表を見る限り、当面出ることはないように思われる。
【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】
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