サンケイ化学、26年11月期中間は増収減益 園芸用農薬伸長も原価・販管費増が利益圧迫
9日、サンケイ化学(株)(鹿児島市、福谷明代表)は2026年11月期中間連結決算を発表した。それによると、売上高は42億600万円(前年同期比12.9%増)、営業利益は3億7,900万円(同14.7%減)、経常利益は4億1,700万円(同11.2%減)、中間純利益は2億9,700万円(同2.8%増)で、増収となった一方、営業利益と経常利益は減益となった。
同社グループは、水稲用殺虫剤「スクミノン」、園芸用殺虫剤「サンケイ コテツベイト」、有機栽培農産物生産に使用できる「サンクリスタル乳剤」「ダブルシューターSE」「クリーンワイドフロアブル」「園芸ボルドー」などの食用作物用独自開発品、緑化用独自開発品の製造販売を行っている。
決算では、用途別の売上高として、殺虫剤では園芸用が増加し、売上高23億6,200万円(前年同期比6.9%増)となった。殺菌剤は水稲用が増加し、売上高3億9,900万円(同13.8%増)、殺虫殺菌剤も水稲用が増加し、売上高3億1,600万円(同76.3%増)となった。除草剤は園芸用が伸び、売上高4億3,600万円(同24.7%増)。その他は緑化用が増加し、売上高3億5,800万円(同25.0%増)となった。一方、農薬以外は減少し、売上高3億3,200万円(同5.0%減)だった。
売上高は前年同期を4億7,900万円上回ったものの、売上原価が31億2,900万円と前年同期の26億400万円から増加した。売上総利益は10億7,700万円となり、前年同期の11億2,200万円を下回った。販売費および一般管理費も6億9,700万円と増加し、営業利益を押し下げた。
一方、前年同期に計上していた製品回収関連損失5,700万円がなくなったことから、特別損失は固定資産除却損13万円にとどまった。このため、営業利益・経常利益は減益となったものの、中間純利益は前年同期を上回った。
26年11月期通期の連結業績予想については、売上高66億800万円(前期比2.5%増)、営業利益1億8,200万円(同0.7%増)、経常利益2億8,600万円(同1.7%増)、当期純利益2億2,600万円(同24.6%増)を見込む。
【寺村朋輝】








