アビスパ福岡、FWトゥーリオと契約解除 本人は引退も視野に

　アビスパ福岡は13日、FWトゥーリオ・デ・メロとの契約を解除したことを発表した。21日にブラジルに帰国する。

　クラブの発表によれば、トゥーリオから「長引く怪我によるコンディション不調を理由に引退を視野に入れ、自らのサッカーキャリアを見つめなおしたい」という理由で退団の申し出があったという。クラブ側は残留交渉を続けていたが、残念ながら契約解除となった。
　今季のリーグ戦は7試合に出場し、ゴールはなし。193cmの長身と柔らかいボールタッチ、ヨーロッパでの豊富なキャリアから主戦力として期待されたが、サポーターの期待に応えることはできなかった。

　トゥーリオがクラブを通じて発表したコメントは以下の通り。

「私を温かく迎え入れてくださり常に後押ししてくださったサポーターの皆さまに心より感謝いたします。
　皆さまがいるべき場所であるJ1にチームが昇格することを祈っています。
　私と家族にとって我が家のように感じることができた福岡での生活は本当にすばらしいものでした。
短い間でしたが本当にありがとうございました。」

【深水　央】