自民・鳩山二郎議員 「秘書辞任」は真っ赤なウソ～疑惑の秘書が「辞任はフリ」明言

　嘘とごまかしが専売特許となった自民党の国会議員が、事務所ぐるみで国民を欺いていたことが明らかとなった。

　宝石の架空取引に絡む消費税還付請求を巡り、議員会館（千代田区）に国税庁幹部を呼びつけて圧力をかけたとされる鳩山二郎衆議院議員（福岡6区）の秘書・小澤洋介氏が、今月16日に都内で行われた鳩山邦夫元総務相の三回忌の際、参列した関係者らに秘書を辞任していたことについて、「辞任したフリをしただけ。何の問題もない」と説明していたことがわかった。複数の関係者が、小澤氏の発言を認めている。

　小澤氏の進退については今年1月、国税庁への圧力問題を読売新聞が報じたことを受け、鳩山議員が記者団の前で小澤氏の秘書辞任を公表。問題の鎮静化を図った格好となっていた。

　NET-IB取材班によれば、小澤氏は辞任が公表された後も議員会館の鳩山事務所に出勤。表向きは、4月初めに正式な職員として復帰したことになっていた。
秘書辞任が偽装だったことは明らか。鳩山議員は事務所ぐるみで国民をだましていたことになる。

　小澤氏をめぐっては、詐欺の疑いが出ている消費税還付請求にからみ、金塊密輸犯とつながりがあったこともわかっている。