福岡スタンダード石油　天神の商業施設3棟を260億円で取得

　福岡市・天神の商業施設「ミーナ天神」「ノース天神」「E&Yビル」を福岡スタンダード石油が取得していたことがわかった。3棟の取得金額は約260億円で、6月29日に前所有者のダイショウから引き渡された。

ミーナ天神は、地上8階、地下2階建てのユニクロを中核店舗とする商業施設。ノース天神は、ショッパーズ福岡専門店街を前身とする地上9階、地下2階建ての商業施設。E&Yビルは、地上6階建ての店舗兼駐車場ビル。3棟は隣接しており、合計の敷地面積は約1,400坪、建物面積は約1万2,000坪におよぶ。管理はオー・エイチ・アイが受託する。

　福岡スタンダード石油は、2013年12月に福岡市の複合商業施設「ゲイツ」（博多区中洲）を取得。15年8月には天神・西通りのコインパーキング跡地を取得し、来年の完成に向け物販店舗の建設工事が進められているが、近年は不動産価格の高騰から目立った物件取得の動きはみられなかった。

【永上　隼人】