ケミン・ジャパン、ミドリムシ原料の供給を開始

　ケミン・ジャパン（株）（本社：東京都千代田区区、橋本正史社長）が8月より、ミドリムシ（学名：ユーグレナ）の「ベータヴィア コンプリート」の供給を開始することが、NET-I･B NEWSの取材でわかった。

　同原料は「ユーグレナ・グラシリス」と呼ばれる、とくに栄養価が高い乾燥藻類。同社グループ企業で、特許技術によるタンク培養で生産されている。有効成分「パラミロン」を50％以上含有、有効摂取量は1日あたり375mgで規格している。このほか、70％以上の含有量で規格した原料もあるという。

　機能性については動物試験やin vioroで確認されているほか、ヒト試験も実施中。品質については、化学溶剤や賦形剤、防腐剤は不使用で、アレルゲンフリー、グルテンフリーで、GRAS、コーシャー、ハラールなどの認証にも対応している。

　本社がある米国では昨年夏から供給を開始しており、「健康食品・サプリメント用途のほか、飼料や肥料用としても利用されている」といい、国内でも同様に広げていく予定であるとし、供給は金剛薬品（株）を通じて展開する。