2024年12月22日( 日 )

TATERU わずか4日で時価総額が1/3に

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 東証一部上場の(株)TATERUは、6日の株価(終値)が533円となり、発覚前の31日時点の株価から1,000円以上下げ、時価総額はわずか4日間で三分の一にまで下落した。

 投資家の預金残高データを実際よりも多く改ざんし、西京銀行の融資審査を通りやすくしていたことが発覚する直前(8月31日終値)の時価総額は1,425億円だったが、6日終値時点では473億円となった。

 同社の2017年12月期(連結)の売上高は670億円、営業利益は58億円を計上。売上高、利益ともにアパート販売が多くを占めるが、18年12月期中間決算では、不動産投資型クラウドファンディング事業、民泊事業、IoT事業が前年同期を大きく上回り、3事業合計で4億円近い営業利益を計上していた。借入金は36億円にとどまるほか、今年5月には公募増資により130億円以上を調達。これにより中間決算時点で188億円の現預金が計上されていた。

 TATERUは4日に特別調査委員会を設置し、調査結果の報告には3カ月程度かかるという発表が行われていた。
 

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