2024年10月07日( 月 )

福岡運輸HD、青森県の物流会社を子会社化

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 (株)福岡運輸ホールディングス(本社:福岡市博多区、富永泰輔社長)は9月28日、青森県を拠点とする運送事業の(株)八洲陸運(本社:青森市滝沢、三上浩治社長)の全株式を取得、子会社化したと発表した。買収金額は非公表。

 八洲陸運は1993年に設立し、冷凍冷蔵食品を中心に集荷から保管、配送まで一連のサービスを提供。東北エリアで強固な基盤を有する物流企業で、札幌、秋田、仙台に営業所をもち、車両台数は146台(冷凍冷蔵車両)。直近の売上高は19億6,500万円(2017年9月期)。

 同社は以前から八洲陸運と定温物流事業で連携を行ってきたといい、14年9月に盛岡に出張所を開設、17年9月には仙台に定温倉庫を新設するなど、東北エリアでの物流業務拡大に取り組んでいた。今回の子会社化により、本州北端の拠点が岩手から青森まで延び全国に有する定温物流事業の拠点は計35カ所となり、東北一円の拠点配置によって、同社グループの物流ネットワーク網は一層強化され、さらなる輸送能力の向上と物流サービスの提供が可能となる。

 八洲陸運の荷主には、グループの物流ネットワークによる一貫した物流サービスを活用するといい、「両社を合わせた東北での定温物流事業の売上高は、数年以内に40億円を超える水準となる見通し」だとしている。

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