2024年11月29日( 金 )

「記念中日平和友好条約締結40周年・記念中国改革開放40周年記念交流会」開催~健康的で安定的な中日関係を

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中国駐福岡総領事 何 振良 氏

 日中平和友好条約の発効から40年の節目にあたる23日、ホテルニューオータニ博多で中日平和友好条約締結40周年と中国改革開放40周年を記念する交流会が開催された。

 第1部は座談会形式で行われ、100名近くの参加者が集まった。会の冒頭では、中国駐福岡総領事の何振良(か・しんりょう)氏が、「中日平和友好条約締結40年の回顧・中国改革開放40年の成果」と題した基調講演を行った。何氏は日中両国の40年間にわたる交流の歴史について解説を交えて振り返り、「(今年4月の演説で)習近平主席は、今後さらに改革開放路線を拡大すると世界にアピールしている。日本との関係においては、私もできることは協力し、皆さまと一緒に頑張って『健康的かつ安定的な』中日関係を築いていきたい」と述べた。

 何氏の講演後、山口、福岡、佐賀、沖縄にある日本中国友好協会や、九州経済連合会、西日本新聞社、福岡県議会日中友好議員連盟、九州大学の学生によって、これまでの日中交流の取り組みや実際の事例などが報告された。過去40年間、国同士の関係性は時代によって変化しているが、自治体や民間レベルの交流は途絶えることなく続けられており、近年はより活発に行われていることを参加者に印象付けた。

 その後、懇親会が行われ、およそ170名が参加した。何氏による主催者挨拶の後、日本中国友好協会の海江田順三郎副会長による来賓挨拶が行われ、乾杯の音頭は福岡県貿易会の土屋直知会長がとった。

 懇親会に参加した30代の女性は、「少し前まで中国に対する印象は良くなかったが、最近はとくに若い人たちの間で中国に興味を示す人が増えているように感じる。今日のような交流会を通じ、若い人にもっと興味をもってもらい、これからの日中交流を一緒に盛り上げていきたい」と話した。

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