「だんらん居酒家HANA美野島店」をステーキのおいしい居酒屋へリニューアル

（株）綱屋

　焼肉店「ヌルボン」などを経営する（株）綱屋（福岡市博多区、可徳清登志社長）は10月24日、本社ビル1階で経営する「だんらん居酒家HANA美野島店」をリニューアルした。

　同店は開店から16年、食材にこだわるとともに魚や肉料理、串焼きなど幅広いメニューと落ち着いた雰囲気、質の高いサービスを提供し、隠れ家的な存在として20代後半から40代の顧客を獲得してきた。
　一方、消費者の志向は時代とともに変化する。「開店当時は隠れ家的存在が人気を博したが、近年は開放的な雰囲気の店が受ける傾向にある」（同社）ことから、固定客の満足度を高めながら、これまで以上に若い女性の獲得などを目指しリニューアルした。店の雰囲気や厨房の様子を外から感じることができるよう窓を広くとった。店舗内の明かりが外に漏れることで、店の存在感も高めている。

　店内は、オープンキッチンで開放的な雰囲気のなか、厨房の調理風景やスタッフの動きを楽しめるようライブ感を演出する。座席はカウンター、テーブル、掘りごたつ式座敷、個室など65席。窓側に並ぶ掘りごたつ式座敷は、厨房やテーブル席よりも低くし、外からは見えにくいよう工夫している。

　リニューアルを機に、新しいメニューも追加した。これまでは、魚、肉など料理の種類を充実し、さまざまな顧客の要望に応えるスタイルだった。今回は、顧客からの支持が高いメニューを残しながら、グループの強みである肉を炭火で焼いた「炭火焼ステーキ」などの肉メニューを前面に打ち出した。併せて牛テール土鍋ご飯などの土鍋ご飯を追加し、「肉バルと和の融合というこれまでにないスタイルに挑戦」（村上正明専務）、店舗名も「肉の炭火焼と土鍋ごはん　だんらん居酒家HANA」に変更した。

　営業時間も子ども連れや高齢者が入りやすいよう、開店時間を17時30分から16時に早めた。村上専務は、「リニューアルして間もないですが、良くなったと言ってくださる常連のお客さまが増えましたし、若い女性をはじめ新しいお客さまが増えています」と手ごたえを感じている。

■肉の炭火焼と土鍋ごはん　だんらん居酒家HANA
住　所：福岡市博多区美野島2-5-2綱屋ビル1F
ＴＥＬ：092-433-1136
営業時間：午後4時～午前0時