2024年11月23日( 土 )

KYBデータ改ざん 新たな不正の疑い

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 油圧機器メーカーのKYB(株)と子会社のカヤバシステムマシナリー(株)が製造した免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、係数補正以外でも改ざんの疑いがあることがわかった。

 10月、検査データ改ざんが明らかとなったことで、外部調査委員会による事実関係の調査が進められているが、調査の過程でカヤバシステムマシナリーへの製品移管が行われた2007年以降、オイルダンパー検査工程において、係数補正以外の改ざん行為の疑いが見つかったという。これまで、不正やその疑いのある装置が使われている物件は974件と公表していたが、さらに増える可能性がある。KYBは追加の調査が必要となったことを、14日に国土交通省へ報告している。

【永上 隼人】

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