中国経済新聞に学ぶ~国際輸入博覧会に9つキーワード(後)
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(5)「輝」来場者の目を奪う数え切れない展示品
来場者と握手したり、人の手の動きや機能を完全に模倣したりできるドイツのシュンク社のロボットハンド、人工知能(AI)エンジンを搭載した米国のクアルコム社のチップなど、博覧会に登場した最先端の科学技術製品に訪れた人は目を奪われた。消費電子製品・家電分野では、AI家電、VR、拡張現実(AR)などの技術・製品がトレンドになり、自然言語処理(NLP)、顔認証などのAI技術が数多く登場しだ。きらきらした輝かしい展示品が、来場者の視野を大いに広げた。
博覧会の独シュンク社のブースで、来場者が口ボットハンドと握手していた。(6)「緑」グリーンの原動力が次々にほとばしる
施工から設置まで、製品からサービスまで、今回の博覧会は常にエコの理念で貫かれていた。輸入博覧局はスタート時にすぐに「エコの中国国際輸入博覧会の標準」が制定され、グリーンデザイン、材料選択、安全な施工など14項目からなる具体的な標準を提示した。手を加えていない野生の蜂蜜、周りの音をシャットアウトするヘッドフォン、水素燃料電池車などを各会場で目にした。天然・有機、省エネ・消費削減、「環境にやさしい」などに関係がある製品には、バイヤーたちが高い関心を示した。
(7)「融」マッチングの歩みは止まらない
博覧会は中国市場と世界市場とをより緊密に融合させた。アフリカ南部の農産品、欧州中心部の先端設備、米国東海岸地区の金融サービス、実物取引が圧倒的に中心を占めていたのが、サービスの取引や技術協力がますます活発に行われるようになり、より豊富になった貿易コンテンツの背後で、融合が絶えず拡大し深まりをみせた。
(8)「争」次回のブースを競って予約する企業たち
11月6~8日に、博覧会は需給両サイドを集めた大規模なマッチングイベントを開催した。3日間に、世界82カ国・地域の企業1178社、バイヤー企業2462社が参加して、現場で何度も「1対1」の交渉を行い、さらなる現地視察の意向601件が示され、意向の合意や調印に至ったものは657件に上った。9日は博覧会の初の一般公開日で、主催者の事前の予想では来場者フローはのべ25万人を超えるとのことだった。7月1日には第2回輸入博覧会企業商業展の申込みも始まり、多くの国・地域のたくさんの企業から申込みがあり、次回のブースをめぐる争いがすでにスタートしている。
(9)「細」きめ細かな保障サービス
「高い環境保護性能、汚染ゼロ」という施工上の要求に確実に応えるため、会場はプラン設計の段階から汚染の可能性がある材料や施工技術を採用しないようにしてきた。出展企業が関心を寄せる通関手続きや貿易円滑化の問題に焦点を当てて、上海税関は越境貿易管理ビッグデータプラットフォームを開発し、それぞれの業務の現場に博覧会物資専用窓口を100カ所近く設置し、できる限り貨物の通関機能の向上に努めた。
(了)
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