2024年12月25日( 水 )

アジアの玄関口「福岡」で国際社会に貢献できる人材教育を(前)

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学校法人宮田学園

232人の若者が新たな門出、国際貢献専門大学校で卒業式

モンゴル国立大学からメンデバヤル氏が来校

 2018年3月16日、福岡市内のホテルで開催された、国際貢献専門大学校の卒業式。ベトナムやネパールを中心とした5カ国の若者232人が、2年間親しんだ学び舎を後にした。卒業生代表のベトナム人学生は答辞のなかで「文化も言葉も違う日本では、大変なことも多かったが、この学校で教わったことをしっかりと胸に刻み、一回りも二回りも人間的に大きくなって再会したい」と慣れない異国の地での2年間を振り返りながら、学校への感謝の気持ちを読み上げると、宮田道郎学園総長は「ありがとうをたくさんいえる人生を送ってください」と未来ある若者にエールを送り、宮田智栄理事長は「ゆとりある幸せな道を歩んでください」と、はなむけの言葉を述べた。

 「グローバルキャリア日本語教師養成学科」「国際ワーキングスタディ学科」「ITビジネス学科」という独自の学科をもつ国際貢献専門大学校は、17年4月から4年制コースを新設し、学生数も急増。PCを活用したeラーニング授業を始め、現役のオペラ歌手を講師に招へいするなど、最先端の教育カリキュラムを設けている。また、学生の就職率をさらに高める取り組みの1つとして、昨年、宮田学園と取引のある県内の企業各社を集めて「連絡協議会」を開催、このような策が奏功し、今年度も就職希望者が全員内定を得られる見込みである。

 3月2日には、日本最大級の日本語学校、西日本国際教育学院でも卒業式が挙行され、472人の学生が新たなステージへと旅立った。卒業生の大半は、国際貢献専門大学校に進学することが決まっている。日本語と日本の習慣を学んで、日本で生活ができるようになり、そして、専門教育を習得して社会で活躍できるという「一貫教育」のかたちが定着しつつある。

(つづく)

<COMPANY INFORMATION>
学園総長:宮田 道郎
所在地:福岡市南区塩原4-17-17
TEL:092-541-8450
URL:http://miyatagakuen.ac.jp

<プロフィール>
宮田 道郎(みやた・みちろう)

 1947年熊本県八代市出身、東和大学工学部電気工学科卒業、92年に東和国際教育学院(現・西日本国際教育学院)を設立し学院長に就任。2009年NPO法人国際教育支援機構を設立し、理事長に就任。12年には学校法人宮田学園を設立、学園総長に就任。14年に国際貢献専門大学校を開校し、多方面で教育の国際化に尽力している。

(後)

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