2025年度、九州圏内、国直轄の河川関連大型事業の概要
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2025年度の九州圏内における国土交通省直轄の河川関係事業のうち、大型案件の概要は以下の通り。
新規事業
1. 遠賀川直轄河川改修事業(鯰田堰改築事業)
場所:福岡県飯塚市鯰田地区
今年度の実施内容:根継ぎ(護岸)など。
事業費:20億3,800万円遠賀川水系では、2018年7月豪雨で内水による浸水被害が発生した。その対策として、遠賀川の河道掘削や庄司川排水機場の増設を進めており24年度で完了するが、固定堰である鯰田堰が流下阻害となり堰上流部の水位上昇の要因となっている。
このため、鯰田堰を改築することで、遠賀川の水位低減と飯塚市街部のその他支川の安全な流下や内水被害対策に寄与する。2. 筑後川直轄河川改修事業(佐田川河川改修事業[金丸・屋永地区])
場所:福岡県朝倉市長田地区
今年度の実施内容:用地取得など。
事業費:44億2,300万円17年7月の九州北部豪雨を契機に、上流の寺内ダム再生と連動した治水対策を実施しているが、堤防断面不足箇所の整備と河道掘削により受け皿機能を強化する。
継続事業
3. 六角川直轄河川改修事業(牛津川低平地対策事業)
場所:佐賀県小城市小城町
今年度の実施内容:遊水地整備(遊水地周囲堤整備、遊水地基盤整備、用地取得)など
事業費:41億5,700万円19年8月洪水により甚大な被害を受けた六角川水系において、洪水時の水位を計画高水位以下に低減させ、洪水被害の防止を図るため、遊水地、河道掘削等の河川整備を推進している。今年度予算により牛津川遊水地の周囲堤整備にかかる用地取得を進めるとともに、周囲堤整備及び周囲堤基盤整備を実施する。
4. 筑後川直轄河川改修事業(巨瀬川緊急対策特定区間事業)
場所:福岡県久留米市田主丸町
今年度の実施内容:橋梁改築1基、樋管改築4基、築堤300m。
事業費:44億2,300万円23年7月豪雨で甚大な浸水被害(浸水家屋3,181戸、浸水面積1,690ha)を受けたことから、緊急対策特定区間として橋梁や樋管の改築、築堤などを実施する。
5. 本明川ダム建設事業
場所:長崎県諫早市(本明川水系)
今年度の実施内容:本体工事、管理設備に関する検討など。
事業費:37億1,200万円洪水調節、流水機能維持を目的としたダム建設。堤高60m、総貯水容量620万m3。
6. 川辺川ダム建設事業
場所:熊本県球磨郡相良村(球磨川水系)
今年度の実施内容:本体設計、付替道路工事、生活再建対策工事。
事業費:45億3,700万円洪水調節専用ダムとしての再始動プロジェクト。堤高107.5m、総貯水容量約1億3,000万m3。
7. 阿蘇山直轄砂防事業
場所:熊本県阿蘇市、高森町、南阿蘇村(阿蘇カルデラ内)
今年度の実施内容:12カ所における砂防堰堤工事など。
事業費:19億7,700万円熊本地震およびその後の豪雨によって不安定となった土砂の対策として、砂防堰堤などを多数整備し、集落・公共施設の被災リスクを軽減する。
※図画出所はいずれも九州地方整備局資料
【寺村朋輝】
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