2024年11月13日( 水 )

世界遺産・宗像大社の神職、酒気帯び運転の疑いで逮捕

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 宗像大社の権禰宜(ごんねぎ)で、総務課長を務めていた男性が、17日午前7時20分ごろ、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された。

 逮捕されたのは、福岡県遠賀町浅木に住む佐々木大治(ささき・だいじ)容疑者(50)。逮捕容疑は12月7日午後11時21分、福岡県岡垣町内浦(うつら)50-1付近の道路を軽乗用車で酒気帯び運転し、道路脇の農地で脱輪事故を起こした疑い。

 佐々木容疑者は12月7日の夕方から夜にかけて、市内の飲食店で同僚や知人らとともに忘年会を行っていた。その後、同僚らとともに2件目の飲食店に向かったが、佐々木容疑者のみ先に別れ、1件目の飲食店にタクシーで向かったとのこと。代行タクシーを使って自宅に帰る予定だったが、そのまま乗用車に乗り込み、酒気帯び運転をした疑いが持たれている。

 宗像大社によると、事故翌日に佐々木容疑者本人から連絡があり、その場で退職を申し出たとのこと。宗像大社は就業規定で、「飲酒運転は懲戒解雇に相当する」と定めており、事態を重く見て同日付で懲戒解雇とした。

 宗像大社は、「神社という場所柄、そして宗像大社は交通安全の御利益を求める参拝者が多いなかで、今回の事故は誠に遺憾。心からお詫びするとともに、宗像大社に携わる神職一同、より一層気を引き締めて職務に務める」としている。

【長谷川 大輔】

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