2024年11月22日( 金 )

石橋社長が小売、楢木野会長がIT トライアル、新体制発足から半年

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 トライアルカンパニーの新体制が発足して半年。新社長に就いた石橋亮太氏(46)が小売、社長から代表取締役会長になった楢木野仁司氏(53)がITと役割分担する体制になった。司令塔はトライアル・ホールディングスで、同社の決めた方針を2人が執行する。

 石橋氏は福岡市のデザイン専門学校からタイヤ販売会社を経てトライアルに入社、山東省煙台の中国法人立ち上げに関わった。

 楢木野氏は熊本市のコンピューター専門学校を卒業後、トライアルに入社した生粋の生え抜き。社長在任6年で会長になったのは、「長くやると成功体験から抜け出せない」(同社幹部)ためといい、いったん違う立場から経営を見せようという意図があるということ。楢木野氏が担当するITは同社の将来戦略の中核と位置づけている。

 トライアルは「ITサービス業」を掲げ、AI(人口知能)を活用し、リアル店舗のスマートストア化を推進する。大型店の第一弾が2月オープンしたアイランドシティ店、小型店の第1弾が「クイック大野城店」。外部のIT企業とも積極的に提携していくという。クイックの夜間無人営業が軌道に乗れば大量出店する。

関連キーワード

関連記事