2024年12月23日( 月 )

JR熊本駅直結の大型オフィスビルが誕生へ~開業予定は2020年冬

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 九州旅客鉄道(株)(以下、JR九州)はJR熊本駅の白川口駅前広場に隣接する場所で、駅直結の大型オフィスビルとなる「熊本駅北ビル(仮称)」を開発することを発表した。開業は2020年冬を予定しており、着工は19年夏。

熊本駅北ビル(仮称)外観イメージ

 JR九州では現在、JR熊本駅周辺の開発を順次進めている。18年3月には駅周辺の豊肥本線および鹿児島本線下り線の高架化が完了し、それにともない高架下商業施設「肥後よかモン市場」が開業。また、21年春の開業予定で、シネマコンプレックスを含む商業施設や、200室のプレミアム宿泊主体型ホテルで構成される「熊本駅ビル」の開発が計画されている。

 今回発表された「熊本駅北ビル(仮称)」は地上12階建てで、延床面積は1万7,000m2。1~3階部分は商業施設で、4~12階部分がオフィスとなる。商業施設では、駅前広場を挟んで向かい側の熊本駅ビルとは差別化を図るかたちで入居テナントを誘致し、駅ビルと相互に駅前一帯の賑わいを創出していく。また、メインとなるオフィスエリアでは、駅直結という好アクセスと、1フロア最大300坪超のワイドなオフィス空間が強み。熊本の地場企業だけでなく、博多駅から新幹線で約40分というアクセスの良さから、「オフィス需要に対する供給が追い付いていない、福岡からの企業進出も想定しています」(JR九州・熊本開発プロジェクト担当者)という。

熊本駅を挟んで左側が「熊本駅ビル」、右側が「熊本駅北ビル(仮称)」

 JR九州では今後も、熊本駅周辺において、駅ビルを核とした熊本の陸の玄関口としてふさわしいまちづくりを進めていくとしている。

【坂田 憲治】

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