アビスパ福岡、ペッキア新監督が記者会見
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アビスパ福岡は12日、福岡国際会議場でファビオ・ペッキア氏(イタリア出身)の新監督就任発表会と新加入した選手8名(1名欠席)、コーチ4名を含む新体制発表会を開催した。
発表会の冒頭で川森敬史社長は、「今シーズンはイタリアから新しい監督を迎え、新しいアビスパでJ2優勝、J1昇格を目指していきたい」と意気込みを語り、壇上にファビオ・ペッキア新監督を迎えた。
ペッキア新監督は川森社長と握手を交わすと記者の質問に下記の通りに答えた。
―ヨーロッパから遥か遠いこの日本のJリーグに挑戦することとなった経緯は何ですか。
ペッキア氏 確かに遠い地で、文化も宗派も違う。でも、ピッチの中では選手も監督も同じ気持ちで戦えると思っている。―去年のワールドカップでは、日本はベルギー相手に善戦しました。日本サッカー全体について、どのような印象を持っていますか。
ペッキア氏 (イタリア人は)日本の選手、スタッフは質が高いと思っている。だから正直、ベルギー相手の結果に対してはそんなに驚いたものではなかった。―アビスパ福岡で指揮を執ることになったが、一番の理由は何ですか。
ペッキア氏 アビスパから私にオファーが来たことが嬉しかった。そしてアビスパが持ち掛けてきたチームの企画は私の理想にとても近かった。だから、この仕事を受けたいと思った。―具体的にどのようなサッカーを目指していきますか。
ペッキア氏 私はアグレッシブなサッカーをしていく監督です。チームも基本的に高い位置で攻めていく攻撃的なサッカーをしていくつもりです。サッカーに勝つためには基本的に「耐えてカウンター」か「試合をリードする」の2つしかない。私としては試合をリードしていきたい。川森氏はペッキア氏を「コミュニケーションをとても大事にする監督」と評し、「アビスパの第2ステージとして『変わらぬ戦い方』をつくってもらいたい」と期待を込めた。また、ペッキア氏はファンから好きな食べ物は何かと聞かれると「イタリア料理はピッツァ、日本料理は白ご飯と魚がとてもおいしかった」と笑顔で応えていた。
19年J2リーグ、アビスパの初戦は2月24日(日)対FC琉球戦、ホーム初戦は3月2日(土)対V・ファーレン長崎(東平尾公園博多の森陸上競技場)の予定だ。J2優勝、J1昇格をかけて新生アビスパの熱い1年が始まった。
【麓 由哉】
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