トラックドライバーの人材不足、荷主側も協力を～国土交通省主催のセミナー

　国土交通省は2月に札幌・東京・名古屋・大阪・福岡で「荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたセミナー」を開催する。荷主およびトラック運送事業者を対象に、長時間労働の抑制を図るためのパイロット事業を2016年度から2年にわたり実施した成果を取りまとめたガイドラインの周知や具体的な改善事例の紹介などを目的としている。

　トラック運送業界では、ドライバー不足が大きな課題となっており、その影響で一部のドライバーが長時間労働をせざるを得ない状況が続いている。そこでコンプライアンスを再確認するとともに、ドライバー拘束時間の短縮例や燃料費高騰への対応、予約システム導入による人件費・荷待ち時間の削減例などを紹介する。また、「貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律について」の説明も予定している。

　国土交通省は「業界全体の問題改善に取り組むためには運送事業者だけではなく、荷主側の協力も必要。よって今回のセミナーの呼びかけは経済産業省、厚生労働省の協力のもと、3省の同時発表とした」とコメントしている。

【麓　由哉】

■荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたセミナー

＜開催日時・場所＞
札幌会場（定員：165名） 
日時：2019年2月22日（金）午後2時～午後4時
場所：TKP札幌カンファレスセンター
　　　（北海道札幌市中央区北3条西3-1-6 札幌小暮ビル6F/7F）

東京会場（定員：255名）
日時：2019年2月7日（木）、13日（水） 午後2時～午後4時
場所：TKP 東京駅大手町カンファレンスセンター
　　　（東京都千代田区大手町1-8-1）

名古屋会場（定員：180名）
日時：2019年2月5日（火）午後2時～午後4時
場所：TKPガーデンシティPREMIUM名古屋ルーセントタワー
　　　（愛知県名古屋市西区牛島町6-1 名古屋ルーセントタワー16F）

大阪会場（定員：177名）
日時：2019年2月15日（金）午後2時～午後4時
場所：TKPガーデンシティ新大阪
　　　（大阪市淀川区宮原4-1-4 KDX新大阪ビル）

福岡会場（定員：135名）
日時：2019年2月19日（火）午後2時～午後4時
場所：TKP博多駅前シティセンター
　　　（福岡市博多区博多駅前3-2-1 日本生命博多駅前ビル8F）

＜お問い合わせ先＞
国土交通省 自動車局貨物課
担当者：山浦、長沢
電話：03-5253-8575（直通）

＜参加費＞
無料

◆申込書および関連資料
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/content/000091466.pdf

◆セミナーガイドライン
http://www.mlit.go.jp/common/001259787.pdf