佐賀県でジビエ(イノシシ肉)流通が拡大 イオン系スーパー5店舗で販売開始
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冷凍肉売場の目立つ位置に陳列されたジビエ 24日、マックスバリュ九州(株)は、佐賀県内で捕獲された天然イノシシを食肉加工したジビエ(イノシシ肉)の販売を開始した。取り扱うジビエは佐賀県産猪肉(冷凍)の「ローススライス150g」と「切り落し150g」の2種類で、売価はロースが798円、切り落しは698円となる。
販売されるジビエは、有害鳥獣被害対策として佐賀県吉野ヶ里町に新設された脊振山系鳥獣処理加工センターにもち込まれる状態の良いイノシシを精肉したもの。同センターには開業した昨年4月から12月までの期間に622頭のイノシシがもち込まれ、そのうちの98頭が食肉加工された。
イノシシ肉は高タンパク質、低脂肪、低カロリーで、ビタミンやコラーゲンが豊富であることから健康に良いとされ、脂がしつこくなくまろやかな味わいが特徴。ロース肉ならシンプルに塩と胡椒で炒めたり、切り落とし肉であれば生姜焼きなどの調理方法が好まれる。
今回ジビエ販売を開始したマックスバリュ九州の担当者は「地域の特産品・観光資源としてジビエの販路を拡大できれば、高齢化する猟友会の意欲を保つことができ、処理加工センターの運営も持続可能になる」と語る。
イノシシを食用として活用することで、イノシシなどの捕獲がさらに進み、高齢化が進む中山間部において有害鳥獣による農林業被害の軽減が期待されている。
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