2024年12月23日( 月 )

貸会議室のTKP レンタルオフィス大手・日本リージャスを子会社化

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 貸会議室の運営を行う(株)ティーケーピー(以下、TKP)は15日、大手レンタルオフィスの日本法人・日本リージャスホールディングス(株)(以下、日本リージャス)の発行するすべての株式を取得することを決議した。子会社化は、TKPが100%出資する特別目的会社(TKPSPV-9)を通じて行われる。株式の取得価額は、日本リージャスの企業価値467億円に有利子負債などの調整を経て確定するといい、株式譲渡は公正取引委員会の承認後に完了する予定。

 TKPは、国内外2,149室、15万9,425席(3月時点)の貸会議室を運営するほか、ケータリングや宿泊サービスも手がけ、事業を拡大してきた。日本リージャスは、スイスに本社を置き、「リージャス」ブランドをグローバル展開するIWGの日本事業会社。1998年9月以来、国内30都市に130拠点以上のレンタルオフィスやコワーキングスペースなどを展開してきた。子会社化についてTKPは、「貸会議室とレンタルオフィスは補完関係にあり親和性が高いため、当社は以前より短期~中期のフレキシブルオフィス市場への本格的な進出を検討しておりました。このたびの株式取得により、同市場への展開を加速し、さらなる価値創造が実現できる」と述べている。

 日本リージャスの子会社化により、TKPはIWGのブランドポートフォリオ、グローバルネットワークなどを生かしてサービス拠点の拡大を図る。

【永上 隼人】

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