九電工辞退で再公募の佐世保市大型事業 応募者判明
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佐世保市内の市立小中学校すべて(計903教室)にエアコンを導入するために、設計施工一括方式(DB方式)を取り、予定価格を約27億円とした大規模事業「佐世保市立学校空調設備整備事業」。6月議会での承認に向け事業選定が行われていたが、3月初旬に九電工所長が官製談合で逮捕されたことを受け、応募していた九電工を筆頭とする企業グループが3月20日に辞退。再公募になっていたこの事業の応募者が関係者への取材でわかった。
応募者は代表事業者を佐世保管工事(協)とするグループで、ほかに佐世保電気工事業組合、県北空冷協会、飛鳥設計で構成される。この企業グループ以外に応募者はいないという。ヒアリング審査を経て、事業者を決定するのは5月上旬の予定。
佐世保管工事(協)は1961年設立、組合員は市内に本店を置く管工事業23社。佐世保電気工事業組合も地場業者約80社で組織されており、市が同事業に取り組む際のスローガンとして掲げた「オール佐世保」を実践したかたちだ。
九電工の不祥事発覚でやり直しとなった公募事業だが、このまますんなり進むのか。構成企業に気になる点が見つかったが、それは次項で詳報したい。
【東城 洋平】
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