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2019年6月6日 12:49

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APAMAN（株）

＜プロフィール＞
大村　浩次（おおむら・こうじ）
1965年6月、福岡県生まれ。99年にアパマンショップネットワークを設立して代表取締役社長。2017年12月に、社名を（株）アパマンショップホールディングスからAPAMAN（株）に変更。「業界の質的向上」そして「社会貢献」という理念の基にさらなる事業の創造・拡大を目指している。

イノベーションを生み出す人材を支援する企業へ

　――働き方改革を含めて仕事の仕方が変わってきています。

　大村社長　会社が多くの働き方を社員へ提案し、社員自らが働き方を選択できる企業を目指しています。実は10年以上前から、社員自らが毎月の労働日数や労働時間を自ら定めることができる規定を運用しています。週3日以上の出勤、1日4時間以上の労働であれば、会社に報告するだけで自らのスケジュールに仕事を合わせることができます。このような規定に加え今年は、2年後に独立することを前提とした新卒の採用を行いました。2年間で会社が得るものはほとんどありませんが、イノベーションを生み出す人材を支援する観点から毎年実施してまいります。

　また、労働分配率、支払い額を可能な限り引き上げなくてはならないと思います。社員はお金と時間に余裕ができることで、勉強や海外旅行、趣味や副業など、多くを経験することができ、その力を仕事にも発揮できると思うのです。

　次に、給与自体を可能な限り引き上げなくてはなりません。加えて福利厚生や子育てしながら働くことができる体制を整えることも急務です。

　働き方改革は、企業の負担が増え、一方で労働時間が少なくなることから、取り組みを躊躇される企業も多いですが、世界的に働き方をみたときに、働く人のことを考え実行する企業に人材が集まっていることからしても、日本企業の取り組みは待ったなしです。政府の方針や示唆を恰好のチャンスととらえ、取り組んでまいります。

【吉田　誠】