キリン堂、採血せずに野菜摂取状況を評価する装置導入
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ドラッグストア・調剤薬局チェーンを展開する(株)キリン堂(本社:大阪市淀川区、寺西豊彦社長)は、野菜摂取状況を数値で評価する装置「ベジメータ」を導入する。
「ベジメータ」は、産業機械を取り扱う商社のアルテック(株)(本社:東京都中央区)が販売している、採血せずに指先からの光の反射を測定することで得られた皮膚カロテノイドレベルから、わずか10秒で野菜摂取状況を数値評価できる装置。開発の経緯として、野菜摂取不足の調査において、摂取量の推定に手間と時間がかかるほか、努力して野菜を摂取しても、その効果を明確に知る方法がなかったといい、同装置により、野菜摂取状況を数値として「見える化」し、単に野菜不足に対する「気づき」を与えるだけでなく、野菜摂取量を増やした努力を数値として捉えることができるとしている。
同社によれば、健康増進・生活習慣病予防に向け、野菜は1日に350g以上の摂取が望ましいとし、現状は約280g と大きく下回っており「全年代で達成されておらず、この現状が10年間変わらず続いているという。同社は各店舗で健康フェアやセミナーを開催しており、薬剤師や登録販売者が体成分分析、血圧、骨密度などの測定数値を見て、生活習慣改善のアドバイスや健康に関する相談を受ける活動をしている。今後はその活動のなかで、同装置を使った野菜摂取状況の評価を行い、管理栄養士による食事改善を指導するなど、地域の健康増進をサポートしていく考え。
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