日本自動車連盟(JAF)福岡支部は、梅雨時期の大雨や集中豪雨にともない、ロードサービス救援依頼が増えることから「冠水路走行の問題点」を検証するテスト映像の視聴を呼びかけている。
検証は、集中豪雨などでアンダーパス(鉄道などの下を通過する道路)が冠水した場合を想定し、セダンタイプの車両が30cmと60cmの冠水路を走り切れるかを検証したもの。検証映像はJAFホームページ「JAFチャンネル:ch1実験・検証」で公開している。
その結果、30cmの冠水路は走行できたが、60cmの冠水路ではフロントガラス下端まで水をかぶってしまい、走りきることができなかった。また、同じ水深であっても、速度が上がると巻き上げる水量が多くなってエンジンに水が浸入しやすくなることがわかった。
■大雨・集中豪雨時に車の浸水トラブルを防ぐポイント

(1)大雨・集中豪雨の際はなるべく運転を控える:視界や見通しが悪く危険なので、運転する場合は決して無理をしない
(2)周囲より低い位置にある道路を避ける:地下道やアンダーパスは低い位置にあり、水がたまりやすいので、短時間でも水位が上昇するおそれがある
(3)冠水している道路は避ける:比較的水深が浅くても(5~10cm程度)、水中の様子はわかりにくく脱輪の危険性が高まる
(4)車の保管場所は安全?:地面より低い駐車場には水がたまりやすいので、安全を確保したうえで状況を確認する
(5)冠水により窓やドアが開かない時、シートベルトが外れない時のため、ガラス割りやハンマー、シートベルトカッターを車内に常備する
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