TATERUが子会社株を譲渡　インベストオンライン株の譲渡は白紙に

　（株）TATERU（東証一部）は、連結子会社・（株）TRASTAの株式を売却することを発表した。売却額は4億円で、株式譲渡は28日を予定している。TATERUは、TRASTAが発行する株式の43.3％を保有していたが、すべて売却する。株式譲渡にともない、TATERU単体では約3億円の特別損失が発生する見通し。

　TATERUは、17年2月にスマートホステル事業を展開する現・TRASTAが発行する株式の一部を1億円で取得したほか、同年8月にはSBIインベストメントやみずほキャピタルが運用するファンドらとともに同社株の第三者割当を受けていた。TRASTAはこの第三者割当増資により4億2,500万円を調達していた。

　また、3月に発表していた連結子会社・（株）インベストオンラインの株式譲渡については25日、譲渡先との契約を合意解除した。クロージング条項の協議や確認に時間を要し、株式譲渡の実行を延期していた本件だったが、インベストオンラインおよび譲渡予定先の（株）ジャパンインベストメントアドバイザーとの協議がまとまらず、合意解除に至った。

【永上　隼人】