2024年09月03日( 火 )

博多区役所建替え事業、本日より入札開始

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 福岡市では「博多区新庁舎整備等事業」の入札を、本日6月27日より開始した。

 同整備事業は、老朽化が進み耐震性能が不足している現在の博多区役所を、建替えによって耐震性能を確保するとともに、現在は民間ビルに入居している博多区保健福祉センターと合築するかたちで新庁舎を整備。さらに、隣接する藤田公園との一体的な整備を行うもの。手順としては、現在の藤田公園の一部を除却して整地した敷地に新庁舎の整備を行い、新庁舎への区役所機能の移転が完了した後に現庁舎を解体し、その跡地において藤田公園の再整備を行う。

 新庁舎の階数や高さなどの構造は任意だが、延床面積は概ね1万5,000m2以上で、そのうちエントランスホールと区役所機能の床面積は1万2,500m2程度が求められている。また、庁舎と公園には連続性が求められるとともに、前面道路および庁舎・公園に広く面して「吹き抜け広場」の配置も要求されている。

 同事業の事業者募集は公募要項に基づいて「設計施工一括発注方式」により実施され、事業者の選定は提案内容および入札価格を総合的に評価する「総合評価一般競争入札方式」により行われる。新庁舎整備と現庁舎解体、さらに公園再整備を含めた同事業の予定価格は72億6,772万9,700円(消費税相当額含む)。

 入札参加表明書などの提出期限は7月25日。その後、一次審査および二次審査を経て、事業者の決定・公表は今年10月上旬を予定している。また、新庁舎の開庁予定は2022年5月で、新藤田公園を含めた全面供用開始は25年1月を予定している。

 なお、入札への参加を希望する者は公募要項などを確認のうえ、応募の手続きを行う必要があり、公募要項などは市のホームページに掲載されている。

【坂田 憲治】

▼関連リンク
博多区新庁舎整備等事業の入札公告について

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