2024年11月22日( 金 )

令和初となる新駅「令和コスタ行橋駅」、8月24日に開業~平成筑豊鉄道・田川線

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ホーム上 イメージ図(提供:平成筑豊鉄道)

 新元号・令和となってから国内初となる鉄道新駅が、8月24日(土)に開業する。新駅が開業するのは、平成筑豊鉄道・田川線の行橋駅と美夜古泉駅の間で、複合商業施設「コスタ行橋」の隣接地。新駅の名称は、前出の商業施設と、令和に入って国内で初めて開業する駅ということにちなんで、「令和コスタ行橋駅」に決定した。

 令和コスタ行橋駅はホーム1面1線の無人駅で、行橋方面および、犀川・田川伊田・直方方面ともに平日24本・休日20本の列車が停車する。待合室やホームの床、壁の一部には、筑豊地区木材協同組合が資材提供した「筑豊杉」を用いるほか、出入口スロープの手すりには地元「京築ヒノキ」を使用するなど、県産材がふんだんに使われている。駅デザインを手がけたのは、クルーズトレイン「ななつ星in九州」を始めとするJR九州のD&S(デザイン&ストーリー)列車や、同社のレストラン列車「ことこと列車」などをデザインしたことで知られる、インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治氏。

 行橋市や直方市、田川市などの各市を結ぶ鉄道路線を運営する平成筑豊鉄道(株)(福岡県福智町)は、福岡県および沿線自治体が出資する第三セクター方式の鉄道会社。同社自体も1989年4月の会社設立時に、当時の新元号だった「平成」を社名に冠している。

 今回の令和の名を冠した新駅について、同社は「新しい時代もお客さまに愛される鉄道、駅をつくるという思いを込めています」としている。

側面 イメージ図(提供:平成筑豊鉄道)

【坂田 憲治】

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