九州食品スーパーベスト10社決まる 首位サンリブ、2位マックスバリュ九州、3位タイヨー
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2018年度の九州食品スーパー売上高ベスト10社が決まった。首位はサンリブで2年連続。以下10位まで順位は前年度と変わらない。
減収企業が7社を占めた。既存店が苦戦した上、マックスバリュ九州とエレナを除くと出店がなかったのが響いた。エレナは1月に稲佐店を出店し、0.9%増とわずかだが減収を免れた。
経常減益はマックスバリュ九州を除く9社で、すべて10%以上の減益幅と不振だった。売上が減る一方で人件費が高騰しダブルパンチとなった。
サンリブはマルショク店を中心に10店を閉店したが、マルショクとの合併効果が通年で寄与し、マックスバリュ九州に200億円強の差を付けた。ただ、売上にはテナントが含まれ、直営に限るとマックスバリュ九州が上回る。
タイヨーは10.8%の大幅減収で営業収益は1,000億円を割り込んだが、3位を維持した。
4位ハローデイは1店を出店したが、既存店が苦戦し、2期連続減収に。
マルキョウは出店を9年連続で見送ったが、既存店の減収幅を0.6%にとどめた。
19年度も売上は伸び悩む。出店はサンリブが3店、マックスバリュ九州が4店以上を計画しているが、他社は1店または見送りの公算が大。
10月の消費増税は食品が対象から外れるとはいえ、影響は避けられそうにない。
政府が最低賃金の3%引き上げを産業界に要請するなど人件費の上昇も続く見通しだ。利益がさらに悪化する恐れがある。
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