売れるネット広告社、「社名類似している」2社を提訴

　（株）売れるネット広告社（本社：福岡市早良区、加藤公一レオ社長）は29日、同社と同様の事業内容で社名も類似しているとして、（株）ureru（福岡市中央区）と（株）ウレル（東京都港区）に対し、福岡地方裁判所に商号使用禁止などを求め提訴した。

　同社によれば（株） ureruと（株）ウレルが、同社と同様、通販などの販売促進のコンサルティング業であり、両社が同社と類似した社名を無断で使用していたという。加えて両社が「ureru」（商標出願中）が含まれるドメインを使用しており、同社の商標権および商号を侵害するものと判断。両社に対し、社名使用の即時中止など、再三警告をしたが、侵害行為に対する対応が一切されなかったため、訴訟の提起に至ったとしている。

　代表の加藤公一レオ氏は「今後、盗作・盗用と判断した場合は、使用差止請求および損害賠償請求の民事訴訟のほか、刑事告訴したうえで、ビジネスにおける公正な競争を保護するための問題提起として、プレスリリースやSNSなどでの公表や、ほかの手段も遂行していく」としている。