2024年12月22日( 日 )

TATERU 投資額を大きく下回る6億円で子会社株を売却

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 TATERUが子会社・インベストオンラインの株式を売却する。同社はインベストオンラインが発行する株式の80%を保有していたが、全株売却する。売却額は6億円で、11日に発表予定の19年12月期第3四半期決算において、15億円の特別損失の関係会社株式譲渡損失引当金繰入額として計上する見通し。

 売却先はアエリア(東証ジャスダック)の子会社・アエリア投資弐号。アエリアは、ゲームなどのITサービス事業を主力としながら不動産事業の強化を図っていた。インベストオンラインの子会社化により物件仕入れや開発強化、投資家ネットワークの相互活用によるシナジー効果を狙うという。

 インベストオンラインは不動産投資コンサルティング・マッチングプラットフォーム「新築一棟投資法」や、「賃貸併用住宅のススメ」の運営を手がけ、19年3月期は売上高12億円、経常利益6,700万円を計上。同期の純資産額は9億9,800万円だった。
 TATERUは、16年6月にインベストオンライン(当時:リアライズアセットマネジメント)の株式40%を約10億円、17年11月に追加で40%を約12億円で取得していた。今年3月には同株をジャパンインベストメントアドバイザーへ12億円で売却することを発表したものの、6月に合意解除していた。

【永上 隼人】

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