DEVNET INTERNATIONAL 世界本部 総裁に明川文保氏が就任!(3)
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DEVNET INTERNATIONAL 世界本部 総裁 明川 文保 氏
北京でローマ本部のサビオ氏と運命的な出会い
――(一財)DEVNET JAPAN(デブネット ジャパン)はDEVNET INTERNATIONAL 世界本部となり、正式な活動を行うことになりました。ここで、総裁とDEVNETとのご縁や活動について、時系列に振りかえっていただけますか。
明川 私とDEVNETについては2010年頃からお話申し上げるのがよろしいかと思います。
当時DEVNETアジア地域本部は上海に置かれていました。上海国際博覧会(EXPO2010 SHANGHAI・以下、上海万博)が2010年に開催されることになり、私は「DEVNET館」の特別顧問(DEVNETの日本担当およびDEVNETメコン川流域総裁を拝命)として、そのパビリオンに日本皇室認定グッズ77点や現代の浮世絵版画、瀧秀水氏の「源氏物語」8点を展示し、大変な評判を呼びました。
その時に知り合った劉紅軍氏(中国元武装警察副司令官・中国硯文化発展(連)主席)との縁で、翌2011年に開催された第2回「北京硯展」や全人代フォーラムに日本代表として招請され訪中することになります。
その時、北京でDEVNETローマ本部の創設総裁のロベルト・サビオ氏と運命的な出会いをしました。そして、日本に一部地域(中国、マカオ、香港、台湾)を除くDEVNETアジア地域本部を任せたいとの打診を受けました。
2012年には「上海万博」が縁で、私は中国政府主催「第1回北京交易会」において、「日中文化の交流と発展」と題して講演を行いました。ちょうど、日中国交回復40周年の記念すべき年でした。
上海万博ではそのほかに貴重な体験をしました。この時に、「DEVNET館」で日本主催の「人道支援セミナー」を予定していました。しかし、急遽国連本部の会議が開かれることになり、中止になってしまったのです。しかし、その代わり、この時に初めて国連本部の会議に同席することができました。
日本はことなかれ主義で主体性がない
――それは貴重な体験をしましたね。第一印象はどのようなものだったのですか。
明川 英語で各国の代表者が堂々と意見を述べていることに正直、大変に感動しました。
会議にはインドネシア、マレーシアなど、アジアの多くの国々が参加していました。発言に与えられた時間は、宗主国だった国と植民地だった国とは違っていました。しかし、国による差別や蔑視がまったくなく、平等に見えました。議論においては、小国の方がむしろ元気に感じました。そして大国でも小国でも差別なくどの国も1票で、議決は多数決だったのです。
このような本格的な国連の会議を見ていると、今の日本の国会のお粗末さが際立ってしまいます。日本の政治家は世界が理解できていないのではないかとさえ感じました。たとえば、国連の「原発反対」決議に日本は加わりませんでしたが、数は圧倒的に反対派が多いので、いずれは負けることは明らかなのです。
何よりも、日本は国連の場でも、国会でも、良くいえば「謙譲の美徳」悪くいえば「事なかれ主義」になっており主体性がまったくありません。自国、自分の意見でほかを引っ張って行こうという気力が欠けています。これは日本人の直さなければならない最大の欠点であると、このとき強く感じました。世界で羽ばたくためには、自分の主義主張をはっきり自分の言葉で表現しなければなりません。
2015年にはアジア地域代表オフィスに
話を活動に戻します。2013年にはローマ本部(アルセニオ・ロドリゲス総裁)より正式に日本支局としての認定を受け(一財)DEVNET TOKYOを設立しました。
15年8月の「ミラノ国際博覧会」(以下、ミラノ万博)出展をきっかけに、日本の代表機関であることを明確化する意味で、同年9月にDEVNET JAPAN(デブネット・ジャパン)に改名しました。同年には、上海と北京のDEVNETは閉鎖され、日本・東京が事実上のアジアの中心になりました。同年12月19日に、私はDEVNET JAPAN代表として、中国・上海の名門、復旦大学で「途上国支援について~農水畜林産業と商工業の近代化、促進と開発基金の創設」と題して講演を行いました。
その際に、日本が中国に政府開発援助(Official Development Assistance・以下、ODA)として行った実績(北京空港、上海コンテナヤード、三峡ダム、石家庄の無煙炭、高速道路網、珠海の原発などのプロジェクト)にも言及しました。改めて知っていただいたことも多かったらしく、聴衆の皆さまには好印象をもって受け取られました。
2016年3月にはアジア地域(一部地域を除く)の代表オフィスの認定を受けました。また同年には、途上国支援問題(各種の農水畜林産業振興、技能実習生などをテーマに)で、ベトナム副首相のMr.TRINH DINH DUNGと会談を行いました。さらに、2017年にはベトナムのハノイでベトナム商工会議所(VCCI)と一緒に国際商談会を実施しました。
ミラノ万博
(つづく)
【金木 亮憲】<プロフィール>
DEVNET INTERNATIONAL 世界本部 総裁
明川 文保 氏
(一財)東久邇宮国際文化褒賞記念会代表理事、国際異業種㈿・(外国人技能実習生共同受入事業)代表理事、グローバルマンパワー(株)・(人材派遣業・有料職業紹介業)代表取締役など数多くの要職を務める。1966年 (社)産業教育振興中央会より下賜金表彰を受ける(日本の産業経済の将来を担う人材への皇室表彰)。
1973年 山口県防府市に、日本初の冷凍冷蔵倉庫・普通倉庫を備えた3温度帯対応の総合流通センターを開設、コールドチェーン物流の魁となる。岸信介第56・57代内閣総理大臣の後援会青年部会長就任(~1978)。
1983年 元衆議院議員・安倍晋太郎氏の私設特別秘書兼メッセンジャーを拝命、自由民主党中曽根康弘総裁より参議院議員選挙対策委員を委嘱。
1987年 山口大学経済学部経済ゼミナール校外講師を拝命。
1988年 九州山口経済(連)より国際交流委員、運輸通信委員、農林水産委員に任命。
2004年 参議院議員・福島啓史郎氏の全国広域後援会本部特別顧問・特別秘書就任。
2006年 国際連合(UN)認定の非営利非政府組織DEVNETアジア・太平洋地域特別親善大使および、ラオス・カンボジア・ベトナム地区総裁就任。
2009年 東久邇宮記念会理事・文化褒賞推進実行委員長として、東京明冶記念館にて文化褒賞授与式を執り行う。上海万博「DEVNET館」特別顧問就任。
2011年 (一財)東久邇宮文化褒賞記念会を設立し、代表理事就任。第二回北京硯展および全人代フォーラムに日本代表として参加。
2013年 DEVNET INTERNATIONALより日本国家支部としての認可を受け、(一財)DEVNET Tokyoを設立し、代表理事就任。
2015年 ミラノ万博に出展。DEVNET TokyoをDEVNET JAPANに改名。
2016年 DEVNET JAPANアジア(一部地域を除く)代表オフィスに認定される。
2017年 ベトナム国ハノイで、DEVNET JAPAN・VCCIベトナム商工会議所主催の商談会開催(後援:在ベトナム日本国大使館、JETRO、JICA、日本ベトナム商工会)。
2018年 ベトナム理美容大学協定書を締結、韓国元大統領顧問の劉鍾海博士夫妻が来日、第3回日韓フォーラムを開催、タイ王室要人を招き福岡市商工会議所で商談会、翌日には山口県観光に招待。
2019年 DEVNET INTERNATIONALの世界本部総裁に就任(本部東京)。サビオ創設総裁、ロドリゲス現総裁と明川氏の三者で共同声明に調印、DEVNET INTERNATIONAL登記完了。関連記事
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