石村萬盛堂の和菓子職人・長池博氏が全国のスイーツコンテストで最優秀賞受賞！

　2019年11月6日、カナダ大使館（東京都港区）で行われた「第14回クインビーガーデン・メープルスイーツコンテスト表彰式」で、福岡・博多の老舗菓子店・（株）石村萬盛堂の和菓子職人・長池博氏が、最優秀賞（和菓子部門）を受賞した。

　同コンテストは（株）クインビーガーデン（静岡市清水区）が、「カナダ・ケベック州の伝統的な素材であるメープルシロップ&シュガーと、日本の優れた菓子・パンの製造技術を融合させ、メープルスイーツの新しい魅力を造り出す」というコンセプトで主催しているもので、和菓子部門は第12回から設けられ、今回が3回目。

　長池博氏は、石村萬盛堂のなかでも上質な和菓子を取り扱う「萬年家（はねや）」ブランドの職長であり、和菓子をつくり続けて今年で39年目となる。

　長池氏の受賞インタビューはこちら（石村萬盛堂公式HPより）

　同社・代表取締役社長の石村善之亮氏は、「長池職長は、長年当社で和菓子をつくり続けてくれています。今回の賞は、その経験のなかから培われた熟練の技術が認められたことであり、大変喜ばしいことです。当社にとって博多の和菓子の歴史や文化、職人の手技は大切なものです。これから先も、後進の育成に貢献していただきたいです」と喜びのコメントを述べた。

　今回受賞した「楓の恵み」は、メープルシロップと相性の良い「乳製品」を使い、和菓子の製法でいう「ミルク羊羹」が仕上がった、上生菓子の概念を変える斬新なアイデアが詰まった一品とのこと。商品化については未定だそうだが、萬年家の「那の香」のファンの一人としては、ぜひとも手にとって味わってみたいと願っている。

【松本　悠子】

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御菓子処・萬年家（はねや）のホームページ