APAMANグループのfabbit(株)、サンフランシスコで新コワーキングスペースをスタート
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米国から起業や海外進出を支援
APAMANグループのfabbit(株)は世界を舞台に挑戦する起業家のスタートアップ企業を支援し、世界と日本を結ぶ懸け橋になるべく、コワーキングスペースを運営している。そのfabbitが、米国サンフランシスコ中心部に新しいコワーキングスペース「fabbit Global Gateway“San Francisco”(ファビット グローバルゲートウェイ サンフランシスコ、以下fabbit サンフランシスコ)」をオープン。現地時間の2020年1月23日(木)に、オープニングセレモニーを開催した。
オープニングセレモニーの主催者挨拶で代表取締役社長・田中保成氏は「米国ではハワイに続くコワーキングスペースとして『fabbit サンフランシスコ』を展開し、日本から世界に挑戦するスタートアップ企業や、日系企業の米国進出などをサポートしたい」と話した。
スタートアップ企業を支える「エコシステム」が米国IT企業の強さの秘訣
Googleなどの多くの企業がオフィスを構える「IT企業の聖地」であるシリコンバレーとfabbitのコワーキングスペースがあるサンフランシスコは、距離にしておよそ50kmと近い。そのためIT業界の最先端情報が集まり、スタートアップ企業のネットワークも盛んで、新しいビジネスを始めやすいという「社会構造」がある。IT企業を始め、世界市場を視野に入れた新事業を米国から展開するにはふさわしい場所だ。
fabbitサンフランシスコでは、イベントや交流会を通した情報提供やネットワークづくり、投資家や企業とのマッチングなどを行い、スタートアップ企業の事業を発展させることを目指している。また、米国ボストンに本社をおいてコワーキングスペースを運営するWorkbar(ワークバー)と提携して米国での展開を行っている。
オープニングセレモニーでは、ゲストスピーカーとして在サンフランシスコ日本国総領事館・副領事の大村朋之氏が登壇。キイノート・スピーチでは、Geodesic Capital Founding PartnerのJohn V. Roosが、「スタートアップ企業や関連する企業が強みを生かして連携し、新しい成長企業を生み出すエコシステムこそがシリコンバレーをつくっている。米国と日本を結ぶfabbitがつくるエコシステムを発展させていきたい」と話した。Garage Technology Ventures Managing DirectorのBill Reichertは、顧客視点に立った技術のイノベーションやリーダーシップの大切さについて語った。
日本や海外ビジネス経験をもつ登壇者が米国スタートアップ企業を見つめた
さらに、fabbitアドバイザリーボードメンバーの那珂通雅氏がモデレーターとなり、スタートアップ企業や海外進出企業が世界に向けてイノベーションを生み出すための現状と課題、fabbitサンフランシスコがもつ役割や今後の展望についてのパネルディスカッションが行われた。
パネルディスカッションでは、fabbitアンバサダーのStéphane Fouché、Rika Nakazawa、BootUP VenturesのFounder兼CEOであるMukul Agarwalの3名が、これまで日本や海外でのビジネスで培った経験を基に、米国スタートアップ企業の現状を洞察し、起業家に向けて前向きなコメントを送った。
米国に新しい拠点を展開したfabbitは、サンフランシスコにコワーキングスペースを構え、スタートアップ企業を支援することにより世界に発信できるイノベーションを目指している。
【石井 ゆかり】
法人名
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