春吉の「ラブホテル街」がリゾートシティホテル街へ！～パティシエが支配人のホテル「ザ・ワンファイブヴィラ・福岡」グランドオープン

　九州一の繁華街・中洲に隣接する福岡市中央区春吉に全室30m²以上のホテル「The OneFive Villa Fukuoka（ザ・ワンファイブヴィラ・福岡）」がオープンした。

　このホテルは、旧「5th HOTEL（East）」だったホテルをアセットマネジメント事業などを手がける東証1部の「いちご株式会社」（本社：東京都千代田区）が2016年3月に取得。

　全面リニューアルに取り組み、これまでありそうでなかった、シンプルで上質な居心地のホテルを目指す「The OneFive」ホテルブランドの第1号案件のホテルだ。

　運営は、九州・山口地区でのホテル運営事業を行うことを目的に昨年3月に設立された同社の連結子会社「博多ホテルズ株式会社」（本社：福岡市中央区）が行う。

　福岡市の中心部に位置しながら、客室は全室30m²以上でベッドはキングサイズ、加えて独立タイプのバス・トイレが標準仕様。

　総50室のうち23室は、中洲、屋台街、キャナルシティ博多を一望するリバービュールーム。一部には、テラス付きのリバービュールームも備えている。

　「The OneFive」ブランドの第1号ホテルとなる「ザ・ワンファイブヴィラ・福岡」には、他のホテルにはない特別なサービスを準備している。

　ホテル専属パティシエが手掛けるスイーツやセイボリーをアフタヌーンティースタイルのルームサービスで楽しめる独自のウェルカムプレゼンテーション「Villax Time」だ。

　宿泊者のチェックインタイムに合わせて客室内にセッティングされていて、九州ならではの旬のフルーツなどを使った豪華な本格スイーツが無料で楽しめる。

　支配人でパティシエの山本大輔氏は「Villax Timeは3段重ねのデザートとなっていて、ボリュームもあります。ウェルカムドリンクもその日のデザートにピッタリ合うドリンクをご用意しています。Villax Timeを楽しみにホテルに来ていただければうれしい」と話す。

　「にぎやかな博多という都市の中心に位置しながら、まるで別荘のような居心地を実感できるホテル」を標榜する「ザ・ワンファイブヴィラ・福岡」。

　2020年7月には「The OneFive」ブランド第2号案件として福岡市博多区奈良屋町の旧「マリンホテル新館」をリニューアルオープン予定。さらに、「ザ・ワンファイブヴィラ・福岡」の道路の挟んだ向かい側、旧「5th HOTEL（West）」も全面改装中で8月に開業予定だ。

　過去最大のホテル開業ラッシュに沸く福岡市。

　「ラブホテル」から「ファッションホテル」、「デザイナーズホテル」などの名称を経て、全面リニューアルした「リゾートシティホテルとしての展開」という新しい潮流も始まっている。