2024年12月23日( 月 )

【コロナに負けない(14)】強いゴルフ場、弱いゴルフ場、千差万別

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 先日「ゴルフ場は意外に強い」という記事を掲載した。その後も綿密な調査を続けたところ、「強いところもあれば弱いところもある」という平凡な結論に至った。

 福岡県西部地区にある6カ所のゴルフ場で利用者が前年同月(3月)を上回ったゴルフ場が1カ所あったのである。これには正直驚いた。集客増の原因は「食事つき8,000円」(セルフ)という破格の安値にある。

 このゴルフ場には平日にも「シルバー年金層」が押しかけている。コロナウイルスの蔓延で、シルバー層も安易に外出ができないので、「ゴルフ場なら安心だろう」という判断からプレーに励んだ。結果、このゴルフ場は19年3月には5万人が利用していたが、今年3月は5.3万人と3,000人利用者が増えたのである。この数字には正直、拍手喝采を送りたい。

 2番手は利用者が10%減ったゴルフ場である。平日でもプレー代12,000円を維持している。「うちの料金に合わせられなければ来なくて結構だ」という強気の姿勢を崩さない。

 グループ経営にも余裕がある。だからこそ強気の姿勢を貫ける。残りの4ゴルフ場は組数15~35%も減らしている。やはりゴルフ場も経営者の打つ手によって格差が生じるのである。

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