【コロナに負けない(21)】1分でできるハンドメイドマスク
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新型コロナウイルス感染拡大にともない、マスクが不足している。ドラッグストアやコンビニエンスストアの棚から消えたばかりか、医療や介護の現場でも不足しているといわれるほど深刻だ。マスク不足を補おうと、タオルやキッチンペーパーなど身近なものを使い、手づくりのマスクをつくって代用している人もいる。
紙おむつの販売・リサイクル、福祉用具のレンタル・販売などを手がけるケア・ルートサービス(株)はこのほど、1分でつくることができる簡易マスクのつくり方をネット公開し、話題を集めている。
マスクに使用するのは、医療介護用品メーカー(株)リブドゥコーポレーションの「やわらかドライタオル」。介護現場などで体を拭く際に使用するもので、素材はレーヨンとポリエステルの不織布である。30cm×30cmのタオルを4つ折りにして、2カ所にハサミを入れるだけで簡単につくることができる。「小さいお子さん用であれば、2枚つくることもできるでしょう」(同社)という。
同社の介護現場のスタッフが、マスクに利用できないかと思いつき、作り方を研究したのがきっかけで生まれた。現場でのマスク不足解消に役立ててもらおうと、「やわらかドライタオル」を納品する福祉施設などに、マスクのつくり方の説明書きを作って渡している。「少しでも社会に貢献できれば」という思いから生まれたこのマスク、現場からも好評を得ているという。また、マスクのつくり方の動画をネットにアップしたところ、問い合わせや購入希望の連絡が増えた。
「やわらかドライタオル」は、1パック60枚入り。ネットなどでは1,000円前後で販売されているが、同社でも購入することができる。
作り方の動画は、同社のホームページ「たった1分で簡単、ドライタオルでハンドメイドマスク」で。関連キーワード
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