不動産テックを進めるGAテクノロジーズ、英フィナンシャル・タイムズ発表のアジア太平洋地域成長企業ランキングで110位に

　英フィナンシャル・タイムズ社と独スタティスタ社が共同で実施した、アジア太平洋地域の急成長企業ランキング「FT 1000: High-Growth Companies Asia-Pacific」において、不動産テック総合ブランド「RENOSY（リノシー）」などを展開する（株）GAテクノロジーズが110位にランクインした。

　同ランキングは、英国の経済紙「フィナンシャル・タイムズ」が発表するランキングで、アジア太平洋地域11エリア（オーストラリア、香港、インド、インドネシア、日本、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾）の数百万社の企業を調査対象としたもの。参加企業は2015年から18年までの売上高成長率に応じてランク付けされており、そのうちのトップ1,000企業のランキングが今回発表された。

　GAテクノロジーズでは、これまで投資用不動産売買を中心に、オンライン面談や売買契約書の電子化、「IT重説」の社会実験の参画、ローンの申し込み・審査手続きのオンライン化など、不動産取引の電子化や非対面化への取り組みを進めてきた。また、現在の新型コロナウイルス感染拡大による不動産取引の非対面需要を受けて、今年4月には3Dウォークスルー画像によるオンライン内覧コンテンツの強化を発表。今後は「RENOSY」の展開する各種不動産サービスにおいても、3Dを活用したオンライン内覧の展開などを予定しているという。

　同社の広報担当者は今回のランクインについて、「今回の選出を大変嬉しく思っております。当社では『世界のトップ企業をつくる』というビジョンを掲げていますが、これを機に、国内だけでなく海外でも活躍の場を広げていけるよう取り組んでいきたいと思います」とコメントする。

【坂田　憲治】

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