「晒される」パチンコホール~次はあなたの番です
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大阪府は24日、休業要請に従わなかったパチンコホール6店舗の名称を公表した。明らかにされた6店舗は以下の通り。
・丸昌会館(大阪市平野区)
・だるま屋(同上)
・P・E・KING OF KINGS 大和川店(大阪府堺市)
・HALULU (同上)
・ザ・チャンスa(同上)
・ベガス1700枚方店(大阪府枚方市)店名公表に関しては東京都も検討しており、今後全国の自治体でも実施されるものと考えられる。パチンコホールは今後、時短営業やその他の新型コロナウイルス感染症対策を行っていたとしても、営業していればそれだけで店名を晒されることになる。
営業を続けるホールについて、あるホール運営業者は「利益が出ている限りは続けたいというのが本音。ホールに限らず、どの業種でもそれは同じでしょう。時短もダメ、完全に休業しろとなれば、採算を見ながら人件費を削らねばなりませんし」と一定の理解を示す。
また、別のホール運営業者は「『あくまで要請です』といいながら、こうして特定の業種を狙い撃ちする。いい気分はしないですよ」と行政の対応に苦言を呈した。しかし、別の見方をするホール業者もいる。「広告宣伝を自粛しなければならないなか、店名を晒されるのはむしろいい宣伝になると考えるホールもいるでしょう。朝からホールに行列ができる様子が問題視された際に、あえて対策を講じなかったホールもあるぐらいですから」。
自動販売機の撤去など、少しでも無駄を省こうと四苦八苦するホールがある一方、あくまで要請ということで営業を続けるホールもある。どちらが正しい対応なのか、正直判断は難しい。
ただ、ふと思うことがある。日本全国のホールが臨時休業となった後、次に世間の槍玉にあげられるのはどの業界なのだろうか、と。
【代 源太朗】
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