日経平均2万円台回復~前日比+422.50円の2万193円69銭
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【表1】を見ていただきたい。日経平均株価の推移表である。
~この表から見えるもの~
◆朝方に取引を終えた29日のニューヨーク株式市場におけるダウ平均株価は前日比+532.31ドルの2万4,633ドル86セント(前日比2.21%増)と大幅に上昇。
◆今日4月30日の日経平均株価は、ダウ平均株価の流れを受けて、前日比+422.50円の2万193円69銭(前日比+2.14%増)と大幅に上昇して取引を終えている。2万円台回復は3月6日の2万749円75銭以来、約2カ月振りとなった。
◆日経平均株価の大幅な上昇は、ダウ平均株価上昇の流れとともに、もともとはエボラ出血熱の治療目的で、アメリカで開発中の「レムデシビル」が新型コロナウイルスの治療薬として欧米で近く承認され、厚生労働省も5月にも国内最初の新型コロナウイルス治療薬として特例で承認をする見通しとの好材料が値上がりを後押ししたものと見られる。【表2】を見ていただきたい。九州地銀の株価推移表である。
~この表から見えるもの~
◆九州地銀の株価は高安まちまちとなっているが、ふくおかFGが前日比+92円の1,550円(6.31%増)と大きく値を上げているのが目に付く。
◆九州地銀7行(含むFG・FH)のうち、3月末比プラスとなっているのは、ふくおかFG、九州FG、西日本FH、大分銀行の4行となっている。【表3】を見ていただきたい。ダウ平均株価と日経平均株価の連動性推移表である。
~この表から見えるもの~
◆ダウ平均株価と日経平均株価の4月(22営業日)の連動性の勝敗は12勝8敗2分で、勝敗率は59.1%となった。新型コロナウイルスの影響が大きかった3月の52.3%よりも高いが、
1月、2月の70%台に戻るには、まだまだ時間がかかりそうだ。
<まとめ>
政府は7府県に発出していた「緊急事態宣言」を4月16日~5月6日までの3週間、全国に拡大したが、まだ収束が見込めないこともあり、明日開催される専門家会議の答申を受けて、もう1カ月間延長するものと見られる。
安倍首相は富士フイルム富山化学(東京・中央)が開発したインフルエンザ薬「アビガン」についても、早期の薬事承認を目指すとしているが、はたして、日経平均株価は大型連休後も順調に推移することになるのだろうか。【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】
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