シリーズ「ホテル淘汰」(4)~「悲痛な叫び 」NHK受信料の督促に頭を抱えるホテルオーナー
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全国に25棟、約2,000室を保有、運営する㈲ホテルテトラ(北海道函館市)代表・三浦孝司氏がNHKに対し受信料の減額を願いでた。同代表は、一室当たり2千数百円の受信料を支払い続けており、稼働率10%に満たない現況での受信料の支払いは、極めて困難なため、ホテル、宿泊業者の倒産の一因になっていると主張している。
同代表は、アイデアマンとしても知られており、地域に根差したホテル利用プランを次々に提案してきた。例えば「がんばる貴方をハゲまします」という薄毛の方専用の割引プラン「ハゲ割」や医療従事者の帰宅困難問題をサポート支援するプランをホテルテトラ池袋、ホテルテトラ赤羽などで実施している。帰宅したくても、同居家族の存在や様々な事情により、車中泊を続けている医療従事者を支援したいとの思いからである。
記者は三浦代表のSNSに出会うまで、ホテルを運営するうえでの負担の一つにNHK受信料があるなどと考えたことなかった。確かに、一室約2,000円として100室の場合、20万円が毎月の固定費として徴収される。全国に非常事態宣言が出されている現在、稼働率10%に満たなくても、TV受信機の台数分の受信料の徴収は行われる。2,000室保有している同社の場合、毎月400万円が徴収対象となるのだ。誰も観ていないのに…
世の中「ステイホーム」が合言葉になり、国も非常事態宣言を発出、不要不急の自粛を呼びかけている。そんななか、そうした状況を承知のうえで、受信料の徴収、督促を行うNHK。同代表が憤るのも理解できる。せめて、緊急事態宣言中は視聴料を無料。もしくは、稼働した部屋と日数での日割り請求などを検討してもいいのではないだろうか。
日本国民が一丸となってコロナに立ち向かっている時期だからこそ、NHKには国民が納得するような策を講じてもらいたいものだ。
TVや大手メディア、タレントも気付かないふりをしているのかもしれないが、米国のようにペイチャンネルに理解を示す若い世代には同代表の思いが伝わるだろう。
※帰宅困難な方、医療従事者の方は下記URLへお問い合せ下さい。
HOTEL TETORA グループ
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