2024年12月26日( 木 )

【動画解説】どうなるアイランド アイ?運営会社2社が金銭トラブル!

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 今年3月、福岡市主導のもと、福岡市東区にあるアイランドシティ内のアイランドシティ・センター地区に総事業費200億円を超える大型複合施設「アイランド アイ」が開設された。

 同施設には、スーパーマーケットや外食店舗、免税店、治療院が入る商業施設のほか、11月には大型ホテルの「福岡アイランドシティホテル」がオープンする予定となっている。

 しかし、アイランド アイの運営をめぐり、この事業の中核を担っている健康食品通販会社の(株)やずやと、旅行・コンサルティング会社の(株)HEARTS(以下、ハーツ社)との間でトラブルが発生していることがわかった。

 やずやとハーツ社は当初、商業施設とホテル事業について、両社で福岡アイランドシティ特定目的会社(SPC)を設立し、テナント募集を担当する不動産会社のジョーンズ・ラング・ラサールとともに運営を進めてきた。しかし、やずやとハーツ社の間で出資に関わる金銭トラブルが発生し、訴訟にまで発展した。ハーツ社は現在、事業運営から身を引き、やずやが単独で運営している状況になっている。

 関係者筋の間では、ハーツ社は「今回に限らず、これまで数々の金銭トラブルを抱えている会社として知られている」という。やずやはなぜハーツ社と連携することになったか、また福岡市はなぜハーツ社を事業者として指名したか、という経緯は不明だ。

 当初、アイランド アイには大型アミューズメント施設が建設される計画であったが、別のテナントや施設が入るなど、当初の建設計画から大幅に変更されている。

 現在はコロナ禍もあり、テナント出店の取りやめが発生している。また、店舗によって差はあるが、思うように集客できていないという声も聞く。計画通りに進んでいないなか、アイランド アイは今後どのように軌道を修正していくのか、注目が集まっている。

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