明暗分けるかクラウドファンディング!? ギラヴァンツ北九州に続きアビスパ福岡もファンディング開始!
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サッカーJ2・アビスパ福岡は、新型コロナウイルスの影響によるクラブ運営の減収補てんとスポンサー企業への支援を目的としてクラウドファンディング「#ふるさと福岡 応援プロジェクト」を開始した。
このクラウドファンディングは、8月29日(土)~10月31日(土)までのおよそ2カ月間に実施され、目標額は総額3,000万円とされている。
このクラウドファンディングのリターンとして、福岡の特産品などが用意されており、5,000円からのファンディングが可能。返礼品は42種類のなかから選べるようになっており、選手直筆サイン入りポストカードやデジタルアートポスターへの名前掲載、ダブルチャンス投票権などが特典として付与されている。
一方、北九州を拠点とするギラヴァンツ北九州のクラウドファンディング「ビッグフラッグプロジェクト:共に闘う為に」は、8月31日に終了。総額1,613万3,000円の支援を受けた。
当初は目標額250万円で、シンボルとなる巨大フラッグを制作するためだったが、早々に目標を達成したため、セカンドゴールとして1,000万円の目標でチーム運営費を募った。
ギラヴァンツ北九州が用意したリターンは、選手のサイン入りの色紙、エコバッグ、ユニフォームなどで、返礼品にはアビスパ福岡とは異なりスポンサーを絡めた特産品はない。それでも1,600万円以上のファンディングを獲得したのは、チーム自体の力なのか。
地元福岡のプロサッカーチームとして、J2リーグで活躍するアビスパ福岡とギラヴァンツ北九州。9月7日現在、アビスパは14位と低迷、ギラヴァンツはトップと勝ち点2差の2位で、J1昇格に手が届くところまできている。コロナ禍で無観客試合や入場者制限などを余儀なくされ、クラブ運営は厳しい環境下にあるものの、福岡の活性化のためにも両チームに生き残ってもらいたいものだ。
ここで気になる点が1つある。
ギラヴァンツ北九州のクラウドファンディングは、7月15日(水)に開始し、2日目で当初の目標だった250万円を突破。3日目には300万円を超え、1カ月半で1,600万円以上を稼ぎ出して終了した。一方で、現在進行中のアビスパ福岡のクラウドファンディングは、開始10日目にして300万円を超えたところ。10月末まで50日以上あるとはいえ、目標の3,000万円に到達するかどうか、目的に合ったクラウドファンディングとしての指向性が問われている。
「ふるさと福岡応援プロジェクトの資金使途」としてアビスパ福岡が掲げた、
- 無観客試合などにともなう減収補てん
- クラウドファンディングにご協力いただいたスポンサー企業への支援
という、一見すると「迂回支援ファンド」を思わせる目的が、一般の人々に理解してもらえるかが気になるところだ。
【TMS】
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アビスパ福岡「#ふるさと福岡 応援プロジェクト」法人名
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